【FUJIFILM】XF56mmF1.2 R ファーストインプレッション 子どもたちをいいかんじに写すレンズ
XF56mmF1.2 , F1.4,1/250, ISO800
先日ちらっと書きましたがXF56mmF1.2が増えました。
熱に浮かされて、完全に金銭感覚が狂っています。
基本スペック
CANONのシンデレラレンズを思い出す
もともと標準キットズームより重いレンズは眼中になく、XF56mmはポートレート専門のレンズという印象だったので、ポートレート=モデルさん呼んで撮影会なんてしないしなあ…なんて思っていました。
あとお値段が完全に予算外。
ですが最近、望遠の使い方がちょっとわかってきたのと、そもそも私が一番撮りたい写真は何かっていうのを考えたときに、「子どもたちをいいかんじに撮りたい」というゆるふわ目標があって、それってポートレートじゃん!と気づいたわけです(遅っ)。
重さはネックですが、今日は子どもたちの表情を撮るぞ!というときに使うような気がしたので頑張れると思う…。
それから、FUJIFILM以前はCANONを使ってたのですが、その頃の写真を見返してて、よく撮れたなーと思うのはあの有名な撒き餌シンデレラレンズEF50mm F1.8 STMを使った写真でした。
明るい中望遠という、まさに同じ役どころのレンズだと思います。
これはほんとすごいですよね!180g!15000円!安っ!
単焦点の明るさと楽しさを教えてくれたレンズです。
…あまり使いこなせてなかったけど…
購入前、とりあえず標準ズーム(XF18-55mmF2.8-4)の望遠端に合わせて撮ってみて、この画角でもう少し明るいレンズも使ってみたいな!と改めて思ったので清水の舞台から飛び降りました。
X-T30とのバランス
でかい!大口径界隈では十分小型らしいのですが、私の基準からするとかなりヘビー級。
小型のX-T30と合わせるとはっきり言ってアンバランスですね。
でもXF55-200ほどではないので、ちゃんと本体持って支えることができます。
作例
お外で
XF56mmF1.2 , F1.2 ,1/6000 , ISO320
そこそこ離れててもいい大きさで収まる
XF56mmF1.2 , F1.4,1/250, ISO800
XF56mmF1.2 , F2.5,1/2500, ISO320
XF56mmF1.2 , F1.8,1/1250, ISO320
XF56mmF1.2 , F2.8,1/450, ISO320
テーブルフォトには35mmの方が正直向いているかな~
XF56mmF1.2 , F8.0,1/2200, ISO3640
肝心の顔アップを載せてないので伝わるのかどうか…。
いいところ
・F1.2&中望遠の破壊力
・部屋が汚くてもボケまくる
・そこそこ離れていても画面いっぱいに写せる中望遠
悪いところ
・寄れない!最短撮影距離:70cm
・AFもっさり…でも本体X-T30だとそれほど気にならないかと…
・被写界深度の薄さゆえに、F1.2が使いこなせない(腕の問題)
購入前にはレビューを読み漁ったので、いいところも悪いところも、だいたい噂通りでした!
予想を超えた驚きもあまりないのだけど、噂通りのとろける画質や肌の質感にうっとりします。
一番の目的「子どもたちをいいかんじに撮りたい」にはやっぱり最適でした。
なんでもっと早く入手しなかったんだ…(高かったから…)
中望遠という画角
CANONシンデレラレンズを使っていたときに、50mm(換算75mm)という画角が、赤ちゃん~2歳相手では狭すぎて、部屋の端から狙って撮ったり、公園では少し離れないといけなくてちょっと使いにくさがありました。
ですが、あれから5年?くらい?
小学生へと成長した子どもたちには、むしろこのくらいの距離感がちょうどいい!
遊ぶ姿を眺めながら、邪魔にならない距離でカメラを構えると、35mmだと小さく写ってしまいますが、56mmだと画面いっぱいに写せます。
ポートレートレンズとして、モデルさんとの距離感が丁度いいと言われるのも納得です。
テーブルフォトには、最短距離70cmなので、席を一歩離れてという感じであまり向いてはないですね…。
まだまだ使いこなせてないのでガシガシ練習します!
被写界深度をちゃんと見極めないとただのピンぼけを量産します…。