写すんです。

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FUJIFILM X-T20に決めるまで

 サヨナラは突然に

この夏、突然カメラが逝きました。

子どもが生まれて、初めて買った一眼レフ、Canon EOS Kiss X5

5年の付き合いともなるとだんだん扱いが雑になり…旅行カバンに服がクッションになるだろうと、たいした保護もせずに入れて送りました。

旅先で取り出して、さあ撮影しようとしたら、あれ?シャッターが切れない…。画面は映るしAFも問題なし、設定もいじれるけど、シャッターを押すと画面が暗転したまま動かなくなる。

辛うじて、ライブビューモードにすると、暗転はするもののカードには書き込まれる。でも一枚撮るごとスイッチを入切しなければらなず、そんなの使い物にならない…。

花火大会とか海とか美味しいご飯とか、撮りたいものは沢山あったけど、その旅は諦めてスマホで。

カメラに気をとられすぎないのはいいかも、と思ったけれど、スマホの写真じゃ全然満足出来ないジレンマ…。

 

旅行から帰って、同梱したレンズの故障かと、手持ちのほかのレンズに付け替えてみたけどやっぱり同じ。

 

修理するとしたら、Canonには宅配便で引き取ってくれる「らくらく修理便」という便利なものがあって(さすが大手!)、修理料金は一律23760円なのも安心。しかしお盆休みを含めた修理期間が3週間近くあって、帰ってくるのはお盆後。

夏休み中、あれもこれも撮りたいのに~!

 

KissX5と比較すると、時代は流れていい機種がいっぱい出てるので、思い切って買い替えを検討し始めました。

 

時代はミラーレス…?

いくつか交換レンズも購入していたので、最初はマウントを変えるつもりはなく、どうせなら少しレベルアップしてみようかとCanon EOS D9000が候補に。

Kissもみてみましたが、ママカメラという売り出し方に逆らいたい天邪鬼です。(素人腕前&ママというターゲット層ドンピシャのくせに…)

中級機D80あたりまでレベルアップもしたかったですが、kissさえちょっと重くて億劫になってたので、店頭で持った瞬間、ないわ!となりました。フルサイズなんてとんでもないですね。

D9000は機能はコンパクトな機体ながら、中級機に迫るスペックでとてもコスパが良さそう!連射も早いしAFも早い!

 

ほぼ決めかけていたその時、

軽い気持ちでミラーレスM100を手に持ってみたら、なにこれむっちゃ軽い…!

Kissさえ重いと感じてる私、大人しくミラーレスにすべきでは…?

ミラーレスと言うと、軽さの代わりに画質を犠牲にしたエントリー向け、というありがちな偏見を持っていたのですが、よくよく調べてみると、センサーサイズをきちんと選べば、エントリー向け一眼レフとそう変わらないか、むしろ上のスペックということが判明。お値段も上だけども。そして今、積極的に開発が進んでいる分野…。

というわけで路線変更、ミラーレス一眼に入れ替えよう!

 

寝る間も惜しんでレビューやおすすめを読み漁り調べます。最初に手にしたのはCanonでしたが、ミラーレスの分野では遅れ気味というので除外。レンズ資産もあるにはあるけど、やや不満があったので一から揃え直してもいいかも…。

オリンパスパナソニックは初心者人気なのと、センサーサイズがマイクロフォーサーズなのでなし。

そして最終的に、AFに定評があり子ども撮りに向いてるソニー、色味が自慢の富士フイルムの二択になりました。

 

究極の二択 α6300 vs.X-T20

最初に気になったのはソニーです。

ミラーレス界隈で一番高評価を目にする機会が多かったので。 売れているのはフルサイズのα7シリーズですが、α6000シリーズもかなりの高コスパ。店頭ではα6000だと年式が結構たってることからどうせならα6300を勧められました。α6000の軽さはいいんですが、見た目はやはりα6300のがかっこいい!

α6300のいいところ

とにかくAF早い

外観がスタイリッシュでオシャレ

キャッシュバックキャンペーンをやっていて、レンズキットと望遠レンズ足して10万くらいで予算内。

ビデオカメラメーカーなので動画も綺麗(他にビデオカメラを所有してないので、お遊戯会や運動会など年に数回、一眼で動画を撮ります)

 

α6300の不安なところ

ソニーが力を入れているのはαフルサイズ、いずれ移行したくなるのが怖い

キットレンズが、kissキットレンズとそう変わらない感じ。廉価ラインと高級の二極化していて、ツァイスとかに買い換えたくなると、富士フイルムよりも高くつく…

 

とはいえ、主に子ども撮り、動画もたまに撮りたい、洗練された見た目と使いやすさ。

もうね、ソニーで決まりでいいじゃんね?

お店の人も何を悩んでるんだこの人って感じでした。

 

 

しかし私が惹かれているのは富士フイルム

色がいいという絶賛、画質にこだわる姿勢、すごく惹かれます…

実は私、美術を志していたので、写真もただの記録でなく、作品作りとしての側面も求めてるんです。

水彩絵の具だとウィンザーニュートンのウルトラマリンが好き!とか、ラファエルの筆が欲し~とか、割と形から入る方です。弘法も筆を選ぶと思ってます。好きなものなら奮発しちゃう。

そして富士フィルムの色出しや、描写がいいというレンズは、形から入りたい道具にこだわりたい私をくすぐる…。

 

富士フイルムのラインナップでは、ズームレンズもついて予算内なのはX-T100。

でも、センサーが違うし、キットのレンズも廉価版XCの方。(軽さは魅力)

 

お店の方に、富士フイルムはT2 pro2レベルのものじゃないと勿体ないと言われてかなり引っかかりますが…

どちらも持ってみた感じかなり重くてでかい。そもそもミラーレス変更の目的がコンパクト化なので、この重さはナシです。

道具にこだわりたいけど、500gの壁は超えられない、なんという根性無し!

でもね、どんなに写りが良くても、重いものはいずれ持たなくなると、Kissにシグマartレンズをたした後に学んだのです。

 

そこで決めたのがT20。

フラッグシップ機のT2と、スペックでほとんど引けを取らない。差は、防塵防滴とか私には不要の部分だったし(Kissを壊した私にはもしかして必要なのかもしれないけど…)、何より軽いのは最高!

X-T20のいいところ

色がいい!昔使ってたコンデジFinePixの肌色が好きだったことを思い出しました

軍艦部分のダイヤル、絞り・SS・露出を意識する練習になるから写真が上達するのでは?

キットレンズも高評価

35mm f14使いたい…

フィルムシミュレーション面白そう

 

X-T20の不安なところ

AFいまいちらしい(子ども相手だときびしい??)

レンズ自体が重いものが多い

種類も少ない(でも標準ズーム、望遠、単焦点2本くらい揃えたら満足なので十分)
 
 
AFのソニーか、色出しのいいFUJIFILMか。
一般的にソツなく使いやすいソニーか、マニアックにいじれる富士フィルムか。
迷いまくる私に店員さんが
「子ども用にソニー、作品用に富士フィルム、両方買えばいいんですよ。」
とかいってくるんですけど、おいなにいってんだww
 
作例を見まくると、いいな~と思った写真はFUJIFILMのものが多かったので、最終的にX-T20になりました。
ソニー(特にツァイスレンズ)は透明感があってかっこいい写真が多く、富士フィルムはふんわり優しい感じが多い。それかレトロ。
これは、単純に機体の違いというより、それぞれのメーカーを選ぶ人たちの好みの問題もある気がします。もちろん私はふんわり大好き…。
 
完全に予算オーバーですが、いずれ手に入れることが目に見えてたので、XF35mmf14も同時に購入。…あれ??
 

帰って早速撮ってみました。

f:id:pirozhkin:20180813170414j:plain

X-T20 / XF35mmf14 / F1.4 / SS140 / ISO340
 
天気の悪い室内+子どもという難しい条件だったせいもあると思いますが、あ、やっぱりAF厳しいかも…
でもそれを補ってあまりあるほどの撮る楽しさがありました!
FUJIFILMにしてよかった~!
ただ、アタリマエのことですが…作例で見てきたあこがれの写真の雰囲気とはなんか違うな…
それが、腕前の差なんでしょうが。
 
せっかく投資したのでもっと上手になりたい!
それには発表の場がいるかもな、というわけでこのブログを始めるに至りました。
素人が果たしてどう上達していくのか(はたまた大して変わらないのか)…温かく見守っていただければ幸いです。
 
あ、あと当初の目的だったコンパクト化、ズームレンズを付けてみた感じ(383g+310g=693g)、重さはKiss X5 +標準ズーム(515g +200g=717g)と変わらない感じ…。
 本体が重さはあるけどまあまあコンパクトなので、見た目は少し変わったかな??(でもわりとレンズが前に張り出している…)
 
 
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